ギターショップ
今日もチャリンコを借りて、ギターショップを探しに宿を出た。
ホーチミンで弦が死んで途方に暮れていた時、宿のスタッフのベトナム人に貰ってマジ大事に弾いていたその弦が昨日とうとう死んでしまったから弦を買いに行く。
もうビエンチャンは7度目だというのに、ギターショップの場所も知らなかったなんて。
天井かい。
ほんで試しに半笑いで弾いたら俺のよりいいてどおゆうことだちきしょー
スーパーの天井につる下がったギターよりノーグッドな俺のヘッドウェイは、間違いなく早急に修理が必要だ。
この一年数ヶ月の間にはいろんなアクシデントがあった。
その度にギターのあちこちに亀裂や変形がおこり、もう初めて手にした時の綺麗な音は忘れてしまった。
修理をするとなれば、分からないけれどきっと10万円くらいするのだろう。
でもこれまで会った人達はみんな、「それならもっと安く良いギターが買える」と。
さっきのスーパーには弦が売っていなかったので、新たに探し出して見つけたこのお店がビンゴ。
店内に並ぶギターはかなりいいやつばかりだった。
弦もバラ売りしてくれるし、品揃えは少量だけどいいものがしっかり揃っていた。
3弦と4弦を一本ずつ買って200円、オーナーと少し会話してお店をでた。
すると突然のスコールがやってきた。
日本なら余裕で台風扱いの暴風雨にナイトマーケットのテントはたたまれ、俺は路上場所を失った。
仕方なく2時間、3時間とメコン川沿いのレストランをハシゴし、止まらない食欲を放っておくことに。
雨は止まなかった。